「忌日くん」は、俳句らしきものを自動生成するプログラムです。
俳句自動生成ロボットの基本的な考え方については、週刊俳句に掲載された「ロボットという愉しみ」をご参照願います。
 歳時記にはあまたの忌日が季語として掲載されています。忌日とは本来、特定の個人が亡くなった命日や、災害などで多くの人が亡くなった悲惨な日を偲ぶためのものだと私は考えるのですが、俳句実作の現場では必ずしもそうではありません。しばしば忌日が、他の12音のできた後の埋め草として、「他との兼ね合いでどうしても季感を出したくないときは忌日」というまことしやかなノウハウとともに使われるのを見てきました。故人にとってはたまったものではありません。
 「忌日くん」はそのようなノウハウを骨抜きにし、人名でないものをもとに「失恋忌」「くちびる忌」といった忌日をランダムに生成します。そして、忌日は季語として使用されるという原則のもとに、一句の中で他に季語を含まずに俳句らしきものを生成します。語彙としては、プログラムの作者である三島ゆかり本人がいかにも詠みそうな身体部位呼称、住宅用語、科学用語、音楽用語、地名、人名などを多く含んでいますが、人名の忌日が生成されないよう留意しています。

【著作権】
 プログラムの作者である三島ゆかりは、「忌日くん」が生み出した作品の著作権を主張しません。
 「忌日くん」が生み出した作品を引用する場合は「半分のたましひ植ゑる音階忌  忌日くん」のように、俳号「忌日くん」まで含めて引用して頂くようお願い致します。


【謝辞】
佐々木あららさんの「犬猿短歌」に触発されなければ「忌日くん」は生まれませんでした。ありがとうございます。


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